外観
障壁
障壁の難易度
障壁の難易度の決め方は、協力型の場合と非協力型の場合で分かれる。協力型の場合、シナリオの参加人数と同じ程度の難易度がよい。非協力型の場合は、人数に寄らず難易度2〜3程度がよい(3は難しい判定)。
障壁の難易度を考える際には、上記の目安のほかに、参加するPCが持っている技能とその値について考える必要がある。障壁に使用可能な技能を持っているPCがたくさんいる、またはその技能を200〜300%の極めて高い値で持っているPCがいる場合、難易度は高くてもよいだろう。逆に、障壁に必要な技能を持っているキャラクターがあまりいないという場合は、難易度を下げることを検討した方がいい。
非協力型の障壁がシナリオ中に登場する場合、3つの使い方が考えられる。1つは、誰か一人でも成功すればよいという形式である。これは例えば、ある企業の機密事情について知っていなければならないと言った場合のような、誰か一人が情報を知っている、あるいは獲得できさえすればその情報を仲間に共有できるときに用いられる。こうした方法は、特に専門的でチームでだれか1人が持っていれば十分な技能に対して使われることが多い。2つ目は、全員のキャラクターが障壁に成功しなければならないケースである。例えば、ある場所に潜入しなければならないような場合である。ただ、全員が成功しなければならないからと言って、全員が同じ技能を使わなければならないわけではない。それぞれの得意な技能を使えばよいのである。そのためには、障壁で使用可能な技能を広く設定する必要がある。もし可能なら、各PCが持っている技能を事前にチェックしておき、それぞれのキャラクターが持ついずれかの探索技能を1つずつ設定しておくとよい。3つ目の使い方は特殊で、PvPなどの秘匿ハンドアウトシナリオにおいて、各情報を取得できる人間を制限したい場合である。成功したキャラクターしかその情報を閲覧できないようにすることで、情報のやり取りなどの駆け引きが生まれる。
高難易度の障壁
一部のシナリオでは、シナリオの山場として難易度9〜12(協力型)、難易度4〜5(非協力型)の障壁が存在する場合もあるが、そうした場合は概ねそれに関する個別の処理が設定されていることが多い。
具体例:
- 直前の障壁の結果に応じて達成度を調整する。例えば、直前の障壁に成功したキャラクター1人につき障壁の難易度を1減少させる。
- 1つの障壁に対して複数回に分けて挑戦させる。挑戦するたび、その挑戦で出した達成度に応じて障壁の難易度が減少する。これは探索ラウンド制のシナリオで用いられる。
- 障壁に再挑戦できるようにする。上記の例に似ているが、これは障壁の難易度減少が累積する訳ではない。同じ障壁に挑戦する機会が自然に複数回訪れる場合に使われる。例えば、探索している場所全体のぼんやりとした違和感に気づくなど。
障壁の具体例
以下に示すのは、よく使われる障壁のデータである。GMはこれ以外にも、オリジナルの障壁を作って利用してもよい。よく障壁に用いられる技能は、ソフトウェア・研究・洞察・隠密・SYN判定(ソフトウェアの代用)・PER判定である。
表の見方:
名前
この障壁への情報判定に使える技能
説明
不明な物品
鑑定、知識、研究、修理
この物品が何であるか、一目見ただけではわからない。さらなる情報を得るには、詳しく調査する必要がありそうだ。
犠牲者の遺体
医術、知識
この事件の犠牲者となった者の遺体。死因や死亡推定時刻、特徴的な所持品などを知ることで、事件の解明につながりそうだ。
都市インフラ
土地勘、知識、追跡、脱出
通気口や下水道など、都市部のあらゆる場所を巡るインフラ網。ここからなら目立たずに侵入できるが、迷わず目的地にたどり着くのも一苦労だ。
油断ならない人物
心理学、欺き、交渉、弁論
この人物は何かを隠している気がする。上手く煙に巻かれないよう気を付けなければならない。
サイバーセキュリティ
知識、ソフトウェア、窃盗、偽造
コンピューターのパスワードや生体ID認証などの電子セキュリティ。突破にはセキュリティの知識が必要だ。
尾行
土地勘、追跡、隠密、変装
あの人物は不審だ。動向を見張っていれば、情報を得られるかもしれない。
侵入
知識、ソフトウェア、隠蔽、解体、罠、隠密、変装
施設に忍び込んで情報を得なければならない。道中の警備員や監視カメラをどうやり過ごすか。
情報源
賄賂、対話、交渉、脅迫
この人物は確実にあなたたちが求める情報を持っている。問題は、それを聞き出す事ができるかどうかだ。
脱出
解体、爆破、鍵開け、登攀、脱出、跳躍、隠密、賄賂、変装
敵に捕まってしまった。何とかしてここから脱出しなくてはならない。
情報検索
ソフトウェア、研究、知識
インターネットの海は情報で溢れているが、使いこなせるかは自分次第だ。
聞き込み
信用、弁論、交渉
誰かしらこの情報を知っているだろう。誰かは分からないが。
データ復旧
ソフトウェア・医術・修理
破壊された施設のコンピュータ、あるいは破壊された人体のシンクロノードにアクセスし、何があったのか調べなくては。